篆刻(てんこく)とは
篆刻(てんこく)とは、石・木・竹根などの印材に、文字や図柄を彫ることをいいます。多く篆体が用いられることから「篆刻」といわれています。しかし、彫られる書体は楷書・行書・草書・隷書と様々です。
篆刻というと、主に書画などに用いる印章を作ることを指すようですが、篆刻家により制作された雅で味わい深い住所印も、古来たくさん制作されています。
当店の住所印は、雅印(芸術作品に捺す印のこと)のように、刻線に少しの風蝕(時代を経たように見せる欠け等)を表現しています。味わいとしてお受けとめください。
石のため、強い衝撃を加えない限りほとんど劣化が無く、一生シャープな印影を保てます。
手彫り住所印に思うこと
古来、多くの文人墨客たちは、篆刻家に住所印を依頼し、それら手作りの住所印を手紙に愛用してきました。印面に現れているのは、住所氏名という情報ですが、手彫りの味わいにあふれた文字は、手紙にプラスαの何かを添えてくれます。器械製のゴム印にはおよそ出せない「手彫りの力」がそこには宿ります。
篆刻家は日本にゴマンといますが、さぁ石に手彫りの住所印を頼もうと思っても、圧倒的に文字数の多い住所印、刻料がいくらかかってしまうのか心配で手が出せません。小さな1文字印でも、オーダーすると最低3,000円はかかってしまいます。
手作り住所印のお店「寧洛菴」は、石に手彫りの完全手作り住所印のお店。
手紙を書かない人には全く必要がない店でしょう。近頃は手紙を書かない人が本当に多くなりました。しかし、手紙好きの人も本当にたくさんいます。そんな手紙好きの人の中に、手彫り住所印の魅力を解ってくれる人が少なからずいらっしゃいます。そして、手紙好きでも、手作り住所印自体を知らない人もおられます。 昔の人のように、味のある手彫り住所印が捺された手紙をもらうことがないからです。 かつての文人墨客たちは住所印に凝っていました。そんな手紙が当然のように日本中を往来していました。
なぜ住所印に凝るのだろう……? なんのことはない、自分が住んでいる大切な家なのだから。





